GALLERY ( 8F )
名和 晃平 個展「 Focus 」
■開催期間
期間:2022.12.13. Tue - 12.24. Sat
営業時間:12:00 - 19:00
会場:RICOH ART GALLERY
休廊日:日・月 ・祝
※ 最終日は、18:00で閉廊いたします。
※ 新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う緊急事態宣言発令等により、会期・営業時間が前後する可能性がございます。予めご了承ください。
ギャラリーでは検温とアルコール消毒のご協力をお願いしております。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
Link :PRESS RELEASE
2022年12月、期間限定で開設していたリコーアートギャラリーは閉廊いたします。リコーアートギャラリーでの活動を締めくくる記念すべき展覧会として、名和晃平の個展「Focus」を開催する運びとなりました。本展では、立体プリントによる12点の新作を発表いたします。今回は名和とリコーの間で、ストレートな表現はもちろん、本来のプリンターの機能としては想定されていなかったイレギュラーな使用方法までも含めた数多くのテストプリントを制作し、その可能性を追求してまいりました。こうして完成した新作は、平面作品でありながら三次元性を感じさせる、彫刻的な作品に仕上がりました。画面上で立体層が繊細かつリズミカルに造形されることにより、強い視覚効果や物質性があらわれています。StareReap の現在地を感じることのできる本展を、是非ともご高覧いただきますようお願い申し上げます。
2022年12月、期間限定で開設していたリコーアートギャラリーは閉廊いたします。リコーアートギャラリーでの活動を締めくくる記念すべき展覧会として、名和晃平の個展「Focus」を開催する運びとなりました。本展では、立体プリントによる12点の新作を発表いたします。今回は名和とリコーの間で、ストレートな表現はもちろん、本来のプリンターの機能としては想定されていなかったイレギュラーな使用方法までも含めた数多くのテストプリントを制作し、その可能性を追求してまいりました。こうして完成した新作は、平面作品でありながら三次元性を感じさせる、彫刻的な作品に仕上がりました。画面上で立体層が繊細かつリズミカルに造形されることにより、強い視覚効果や物質性があらわれています。StareReap の現在地を感じることのできる本展を、是非ともご高覧いただきますようお願い申し上げます。
今回の展示は、リコーの印刷技術を通じて、名和の作品の背後に存在する関係性を再編集し、UV プリントへと投影する実験的な試みとなりました。星や大地をモチーフとしつつ、それらの間を結びつける力に焦点が当てられています。名和は自身の創作のルーツの一つとして、幼少期の天体観測の記憶と、そこから派生した天文や物理への興味を挙げています。実際にこれまでも、重力をはじめとした「世界をかたちづくる不可視の力」をたびたび作品のテーマとしてきました。今回はUVプリントという、平面と立体、版画と立体造形の中間的な質感を持つメディアを用いることで、情報と物質の境界的な存在としてこれを表現しています。作品を構成する黒一色のインクの塊には、星々の光やその間に働く万有引力、それを観測する人間のパースペクティブ、そして彼らが立つ大地を形成した地球の運動といった、力の無数の側面が取り出されています
今回の展示は、リコーの印刷技術を通じて、名和の作品の背後に存在する関係性を再編集し、UV プリントへと投影する実験的な試みとなりました。星や大地をモチーフとしつつ、それらの間を結びつける力に焦点が当てられています。名和は自身の創作のルーツの一つとして、幼少期の天体観測の記憶と、そこから派生した天文や物理への興味を挙げています。実際にこれまでも、重力をはじめとした「世界をかたちづくる不可視の力」をたびたび作品のテーマとしてきました。今回はUVプリントという、平面と立体、版画と立体造形の中間的な質感を持つメディアを用いることで、情報と物質の境界的な存在としてこれを表現しています。作品を構成する黒一色のインクの塊には、星々の光やその間に働く万有引力、それを観測する人間のパースペクティブ、そして彼らが立つ大地を形成した地球の運動といった、力の無数の側面が取り出されています